スペイン語音声学II 
ETO ICHIRO
江藤 一郎 
2単位 
2〜4年 
後期 
音声、音韻論

最初の30分は前期で使った音声学の教科書を続けて使って、音素論まで学ぶ。スペイン語の単音がその発音される環境によって、少しずつその調音点を変えること、即ち音素と条件異音の考えを学ぶ。単語は音の連続からなり、また文は単語同士がつながって発音されるのが、スペイン語では普通である。これを耳で聞いて、頭で文法的に理解することがスペイン語の発音を聞き取ることであり、スペイン語会話がうまくなるこつである。授業の後半ではスペイン語会話を聞き取って書く、即ちdictado(dictation)の授業になる。会話の内容はスペインの観光地めぐりとクリスマスを題材にしたテープを聞いて、スペイン文化の教養を身につけさせるようにする。  

評価方法: 出席と試験による。

参考文献: Joohn B.Dalbor, Spanish Pronunciation, Holt,Rinehart and Winston, 1969.

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.音の連続、書き取り練習(笑い話)
2.破擦音、書き取り練習(短文)
3.側音、書き取り練習(短文)
4.鼻音、書き取り練習(トレード)
5.はじき音、顫動音、書き取り練習(短文)
6.音声学復習、書き取り(短文)
7.音声学復習、ベッケルの詩の朗読鑑賞
8.音素と異音、書き取り練習(短文)
9.音素/b//d//g/書き取り練習(メキシコ)
10.音素/n/、書き取り練習(メキシコ)
11.書き取り練習(メキシコのクリスマス)
12.書き取り練習(スペインのクリスマス)
13.書き取り練習(スペインの大晦日)
14.書き取り練習(プラード美術館)
15.試験(書き取りと理論)