中国経済概論I 
CHEN GUANG
晨 光 
2単位 
1〜4年 
前期 
社会主義計画経済の三十年

中国では、1949年に共産党政権が成立した後、次第にソ連などの社会主義陣営と合流して、社会主義計画経済が始まった。中国の社会主義計画経済が歴史としてどんなものであるかを理解するために、中国の産業化の初期状態を概観してから、社会主義計画経済の現状と問題点を分析し、政治と社会との関係から中国社会全体を理解するのは、本講義の目的である。  

評価方法: 出席率、受講態度、定期試験及びレポートを総合して判断する。

参考文献: 汪海波『中華人民共和国工業経済史』山西経済出版社(中国)、1998年

注意事項: 中国経済概論から始め、その後を履修するのが望ましい。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.中国の古代、近代と現代
2.共産党体制と国民経済の再建
3.民族資本主義と自営業の発展
4.新民主主義から社会主義への過渡
5.国家資本主義→「公私合営」→社会主義改造
6.計画経済の初期段階
7.5ヵ年計画の実行とソ連の援助
8.「大躍進」と自然災害
9.「大躍進」の結果
10.中国経済の調整期
11.共産党内の路線闘争
12.「文化大革命」と中国経済
13.「文化大革命」後期の国際情勢と「四つの現代化」の提出
14.総合復習
15.期末試験