日米関係論A 
ITO SHINYA
伊藤 信哉 
4単位 
1〜4年 
前期 

日米両国の関係は、1853年のペリー来航から数えると、今年でちょうど150年を迎える。しかし、その道のりは平坦なものではなく、友好と協調とを深める一方で、激しい摩擦と衝突も繰返してきた。とくに太平洋戦争直後の7年間は、米国が日本を占領するという「支配−被支配」の関係にあった。しかし、それからさらに50年を経て、両国はふたたび、新たな関係を築きつつある。21世紀を迎えた今日、日米の関係はますます重要なものになっているといえるだろう。
講義では、このような日米関係の歴史を概観し、また、当時の人々が両国関係をどのように捉えてきたかについて観てゆくことにする。  

評価方法: 筆記試験に基づき評価する。出欠等は加点要素としてのみ考慮する。

参考文献: 長谷川雄一編『大正期日本のアメリカ認識』慶應義塾大学出版会、2001年
講義は、授業とウェブベージ(下記参照)で配布するレジュメを中心にすすめる。上記に挙げた以外の参考文献については、講義の中で適宜紹介する。

注意事項: 授業では時事的な話題にも言及し、各自の意見も徴するので、少くとも新聞の国際面には、毎日目を通しておくこと。また、授業用のウェブ・ページ(http://sito.jp)を用意し、講義と連携して随時更新するので、週に一度は必ずチェックすること(チェックしていることを前提に講義を進める)。