米国研究入門B 
KOJIMA KAORU
小島 かおる 
4単位 
1〜4年 
前期 
現代のアメリカを知る: 多民族社会アメリカ、「改革の時代」

ソ連の崩壊とともに約半世紀にわたった冷戦が終焉。それ以降、アメリカも世界も大きく変わった。加えて、2001年秋に始まったテロとの戦いでその変化の行き着く先はますます不透明になっている。本講義では、現代アメリカの政治・社会・文化・外交等、多岐にわたる分野についての知識を得ることによって、より包括的なアメリカ像を理解することを目的とする。日々、様々なメディアを通じて供給されるアメリカに関する情報を正確に分析・判断する能力を身につけて欲しい。  

評価方法: 評価は、基礎知識を問う小テスト(複数回)と期末テストによる。但し、任意のレポートも受け付け、評価に加えることもある。

テキスト名: 阿部齋、久保文明『北アメリカ』自由国民社、1999年

参考文献: 大下尚一、有賀貞『史料が語るアメリカ』有斐閣、1989年
飛田茂雄『アメリカ合衆国憲法を英文で読む』中公新書、1998年
その他の参考文献は授業の中で適宜紹介する。

注意事項: 米国研究BとCはそれぞれ独立した科目である。Bでは19世紀末から第二次世界大戦までの歴史、Cでは第二次世界大戦後の歴史を踏まえて、現代アメリカの諸相を見ていくことにする。したがって、継続して受講することも可能である。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.アメリカ合衆国の成立:独立革命とアメリカ合衆国憲法
2.多民族社会アメリカ :先住民
3.多民族社会アメリカ :黒人
4.多民族社会アメリカ :移民の国
5.改革の時代 :ポピュリズム
6.改革の時代 :革新主義時代の内政
7.改革の時代 :革新主義時代の外交
8.大衆社会への移行:大量生産・大量消費社会と大恐慌の到来
9.改革の時代 :第一期ニューディール
10.改革の時代 :第二期ニューディール
11.改革の時代 :後期ニューディール
12.初期ローズヴェルト政権の外交
13.第二次世界大戦:ローズヴェルトの戦時外交
14.ニューディール・リベラリズム
15.予備日