英文学史B 
SEIMIYA MICHIKO
清宮 倫子 
4単位 
1〜4年 
後期 
イギリス文学の展開

世界で最初にビジネスマンを生み出したイギリス人は文学を尊敬する国民性をもって知られています。彼らの実利性の背後には文学に対する愛があるのです。そういうわけでまずイギリス文学を時代にそって概説します。次に各時代を代表する作品のさわりの部分をオリジナルで読み味わいます。受講者各自が自分のイギリス文学観を持てればよいのです。受講者は用を足せばすむ知識・情報・意思・思想の伝達手段の言葉とちがう、芸術作品の素材となっている言葉に出会うことになるでしょう。ビデオなども活用しながら、みなさんの心のオアシスとなるような授業をめざしたいと思います。  

評価方法: レポートと出席日数により総合的に評価します。

テキスト名: 『A New Anthology of English Literature』北星堂、1969年

参考文献: John, ed.Mulgan&D.M.Davin, An Introduction to English Literature, 金星堂, 1993.
川崎寿彦『イギリス文学史』成美堂、1987年

注意事項: 定員120人。授業初日に、みなさんの学習意欲と読みたい作家、作品などを勘案して円満に受講生を決めたいと思います。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.序論文学芸術の素材、様式、思潮について 英文学の古典(ギリシア、ラテン、ヘブライ、イタリア・スペイン文学)イギリス文学の時代区分 ルネサンス・革命と文学の関係について
2.第1章、古英語・中英語の文学
3.第2章、ルネサンスの散文と詩
4.第3章、演劇が起こる
5.第4章、シェイクスピア
6.第5章、清教徒革命まで
7.第6章、王政復古期
8.第7章、18世紀の散文・詩・劇
9.第8章、小説の誕生・そして成長
10.第9章、ロマン主義時代
11.第10章、ヴィクトリア朝期の詩と散文
12.第11章、ヴィクトリア朝の小説
13.第12章、第二次世界大戦までの小説
14.第13章、第二次世界大戦までの詩と劇
15.第14章、戦後の文学