英文学史A |
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英文学の多様性 |
現代、英語は世界共通言語のように思われている。だが、かつて英語はヨーロッパの辺境の一島国の言語にすぎなかった。イングランドが「新興国家」として政治的、経済的な力を獲得していくにつれて、英語で書くことが評価されるようになったのは、16、7世紀頃からである。この時代はまた、絶対王政から共和制を経て王政復古へと揺れ動き、宗教改革や宗教革命の嵐の吹きすさぶ、政治的、宗教的、経済的激変の時代でもあった。 16世紀から講義を始め、先ず、近代初期のルネサンス演劇と詩を(特にシェイクスピアを中心に)重点的に学ぶ。その後、小説の誕生と発展を、女性作家に焦点を当てて読む予定である。 できるだけ様々な作品に接することによって、英文学に親しみ、英文学の多様性への理解を深めると共に、欲望、ジェンダー、セクシュアリティ、人種などの問題も合わせて考えたい。 |
評価方法: | 期末試験により評価する。 |
テキスト名: |
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授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
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