自然科学概論IIC 
TOKUMOTO KOTOYO
徳元 琴代 
2単位 
1〜4年 
後期 
現代における科学・技術の発展と人間社会

今日の生活が、科学・技術の恩恵なしには考えられないことは、誰もが認めることだが、一方で、ますますそのあり方が問われている状況である。
産業革命期以降の急速な科学・技術の発展を分析するなかで、人類と自然との真の共存とは何かにたいする展望、突破口を見い出したい。  

評価方法: レポート提出、筆記試験の総合評価

テキスト名: 渋谷一夫その他『科学史概論』ムイスリ出版

参考文献: 平田寛『図説科学技術の歴史』朝倉書店
立川昭二『病気の社会史』NHKブックス
VTR映像の際メモをとること、配布の資料をよく読むこと

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.オリエンテーション
2.科学・技術の現代的課題とはなにか
3.(1)人間の生活を豊かにしているか(コンピューター、石油化学)
4.(2)なぜ兵器を製造し、戦争をするのか(毒ガス、地雷、細菌兵器)
5.(3)最先端技術(生命、宇宙、携帯電話など)はどこまで進むのか
6.現代社会の原点と産業革命
7.(1)木綿工業の機械化と大量生産、大量消費
8.(2)石炭から染料合成化学工業
9.(3)機械技術、蒸気機関、交通、通信の発達
10.急激な科学・技術の発展をめぐって(日本と世界)
11.(1)環境問題「水俣病」はなぜおこったか
12.(2)原爆の開発とその後の核開発、原子力発電
13.(3)問われる生命観と遺伝子の解明
14.まとめと議論
15.まとめと試験