文化人類学IE 
ABE TSUKASA
安倍 宰 
2単位 
1〜4年 
前期 

本講義では、ヒトの一生をテーマとして、文化人類学の基礎的学説を論じていきます。ヒト(“人間”にあらず!)は、自分の意思に関わり無く「生まれ」、「成長」し、「老い」、「死んで」いきます。このとき、人の行動原則を内面からも外側からも拘束するのが、本講義で言う「文化」なのです。この文化の中で、世界中の人々は感情や行動をどのように組織するのでしょうか。文化人類学の基礎はそうした所にもあるのです。  

評価方法: 原則として期末試験で評価します。“一発”に自信のない向きは、ボランタリーにレポートを受け取るので各自作成してみてください。

テキスト名: 波平恵美子(編)『文化人類学<カリッジ版>』医学書院
参考文献は挙げませんでした。授業中にたくさん紹介します。一冊でも多く読破してください。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.文化人類学の位置付け
2.自然人類学から見たヒト
3.死と社会(理論編)
4.死と社会(国内編)
5.死と社会(海外編)
6.ヘネップの“通過儀礼”理論
7.誕生の民俗誌
8.「一人前」の民俗誌
9.「老い」の文化誌
10.身体と社会(理論編)
11.身体と社会(事例編)
12.ジェンダーと社会
13.“未開社会”とは何か
14.(一つのテーマが複数回にわたることもあります)