歴史学IIA 
YAMARYO KENJI
山領 健二 
2単位 
1〜4年 
後期 
20世紀史を読む

20世紀を考える
20世紀の世界の歴史の中に未来としての21世紀を読みとろうという授業です。テキストとして読む本は、英国の歴史家エリック・ホブズボウム(Eric Hobsbawm)の『21世紀の肖像』。世界現代史を総合的につかもうという無謀な挑戦を敢えて試みたいと思います。文字通り現代世界をまるごと相手にして格闘するので教師も学生も大仕事ですが、その“大変さ”を逆に生かして、興味の続く授業の形を工夫したいと考えています。後期の授業では第二次世界大戦後の世界の予期せぬ大転変が中心的主題になります。  

評価方法: 小レポートと試験で評価する。

テキスト名: エリック・ホブズボーム著/聞き手:アントーニ・ポリート/河合秀和訳『21世紀の肖像』三省堂、2000年

参考文献: エリック・ホブズボーム著/河合秀和訳『20世紀の歴史―極端な時代』1996年
Eric Hobsbawm, Age of Extremes - The Short Twentieth Century 1914-1991, Random House, 1994.

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.今年度後期の歴史学Aの授業について
 20世紀の歴史を考える
2.第二次大戦後の世界(1)冷戦
3.第二次大戦後の世界(2)経済成長
4.第二次大戦後の世界(3)社会革命
5.第二次大戦後の世界(4)社会革命
6.20世紀の終り(1)文化革命
7.20世紀の終り(2)文化革命
8.20世紀の終り(3)危機の時代
9.20世紀の終り(4)危機の時代
10.20世紀の終り(5)第三世界と革命
11.20世紀の終り(6)第三世界と革命
12.20世紀の終り(7)社会主義体制の崩壊
13.20世紀の終リ(8)社会主義体制の崩壊
14.21世紀を考える
15.    〃