歴史学ID 
ENDO MIYUKI
遠藤 美幸 
2単位 
1〜4年 
前期 
近代世界とヨーロッパ

「近代世界システム」論でヨーロッパ近代史を概観する。この講義は、従来の「ヨーロッパ中心の歴史観」に検討を加え、「非ヨーロッパ的」な視点で歴史を再考するとともに、現代社会が抱える諸問題の内実を明らかにすることを最終目的とする。前期は16世紀〜18世紀のヨーロッパを対象とする。できれば通年での履修が望ましい。  

評価方法: 試験もしくはレポートにて評価する

テキスト名: 未定 最初の授業時に指示する

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.「ヨーロッパ中心の歴史観」とは何か
2.「近代世界システム」論の歴史観について
3.「近代世界システム」論のキー・ワード
4.大航海時代からはじまる「中核」、「周辺」理論
5.ポルトガルの東方進出(15世紀末〜16世紀)
6.スペイン帝国の成立と世界システムの確立(16世紀〜17世紀)
7.オランダのヘゲモニーの確立と衰退(17世紀)
8.イギリスの「商業革命」―イギリスが「中核」へ―(17世紀から18世紀)