インドネシア語総合-8 
OGASAWARA KENJI
小笠原 健二 
2単位 
3〜4年 
後期 

本講座のねらいは、前期と同様に、インドネシア社会を理解する上で必要不可欠となるキーワードを学習することで、受講生の皆さんのインドネシア理解を深めていただくことにあります。授業ではキーワードに関する平明なインドネシア語文を読むことで、これまで学習してきた文法事項等をまとめてみることも予定しております。皆さんそれぞれがインドネシア社会の政治的文化的特徴をイメージなさっていただけるようになればと希望しております。  

評価方法: 出欠席、期末試験により評価。

テキスト名: テキストは毎回プリントを配布。
参考文献は授業時に紹介。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.今後の授業運営についての説明。
2.インドネシア人が最も重視する倫理観「調和」(rukun)と「敬意」(hormat)を検討(1)。
3.同上(2)。
4.インドネシア人の考える「民主主義」(demokrasi)を、「合議・合意制」(musyawarah-mufakat)の見地から検討(1)。
5.同上(2)。
6.インドネシア社会における民意操作の実態を、「相互扶助」(gotong royong)を題材に検討(1)。
7.同上(2)。
8.インドネシアの人間関係を象徴する「強権的温情主義」(bapakisme)を検討(1)。
9.同上(2)。
10.今日のインドネシアが抱える2つの重要問題「汚職」(KKN)と「貧困」(kemiskinan)を検討(1)。
11.同上(2)。
12.総括。