日本語総合A 
HORIUCHI MINEKO
堀内 みね子 
4単位 
2〜4年 
前期 

留学生が、日本の大学で円滑にコミュニケーション活動を行うために必要な日本語によるコミュニケーション能力の養成を中心に授業を行います。授業は、テキストに沿ってブック・レポートを作成・発表しながらディスカッションをします。また5月以降は他授業履修学生との合同授業を数回実施し、グループ・ディスカッションや共同プロジェクトを実施する予定です。自分とは異なる文化的背景を持つ人とのかかわりを通してコミュニケーションについて考え、同時に現在異文化体験をしている自分自身への気づきを深める機会になるはずです。学期末は各自興味のある問題についてプロジェクトとしてまとめます。  

評価方法: 出席、授業への自主的・積極的参加、課題、プロジェクト

テキスト名: J。V。ネウストプニー『外国人とのコミュニケーション』岩波新書、1982年
ほか参考文献を紹介し、必要に応じてプリントを配布します。

注意事項: 日本語を履修済みか、同程度の学習能力と日本での留学生活をより意識的に考えたり、感じることに興味持ち、自立・自律的な学習態度の向上を願う学生の参加を期待します。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.<始める前に>授業目的、内容、課題、評価、教材、履修上の注意などを確認する。ブック・レポートについての説明と章ごとの発表担当者と発表日を決める。
2.<ブック・レポートとディスカッション>毎回担当者はブック・レポートを作成し、人数分コピーを用意する。ディスカッションの司会進行も行う。発表担当者以外の学生は予定の章を読んでおき、発表者の発表後に質疑応答や意見交換を行う。
3.<合同授業のはじめに>5月中旬以降、週1回を他クラスとの合同授業を実施する予定。グループ・プロジェクト実施前にお互いを知り合うためのエクササイズ、ゲームなどを行う。グループ・プロジェクト課題の目的、期間、方法、注意点などを理解する。プロジェクト・グループのメンバー、課題を確認する。
4.<グループ・プロジェクト準備実施期間>プロジェクト期間内はグループ毎に予め作業計画を立て、計画表を提出する。必要に応じて教師がフィード・バックをしながら作業を進める。
5.<グループ・プロジェクト発表>プロジェクト発表会を行う。
6.<グループ・プロジェクト発表後の評価>発表会の後はグループ毎の評価報告書の作成と個人毎のプロジェクトに対する感想を提出する。
7.上記の内容を順を追って進めていく。グループ・プロジェクトは状況に応じて柔軟に変更する可能性がある。