日本語I 
HORIUCHI MINEKO
堀内 みね子
MATSUMOTO JUNKO
松本 順子 
2単位 
1年 
前期 

留学生が、日本での大学生活を円滑に進めていくために必要な情報を増やし、学習技術を伸ばすことが中心の授業です。具体的には、図書館やコンピューターを活用し情報・文献収集に習熟すること、試験の出題形式、回答方法に慣れること、授業を理解する力を伸ばすこと、ノートのとり方を工夫するなどを練習します。また学友や大学職員、まわりの人達と新しいネットワークを築くために必要なコミュニケーションの方法を考えたり、実際の学習活動を通じて人間関係作りをしていきます。  

評価方法: 出席、課題、自主的参加態度などを総合的に評価します。

テキスト名: 『大学で学ぶためのアカデミック・ジャパニーズ』The Japan Times、2001年
テキストは変更する場合もあるので、初回の授業で連絡します。

注意事項: 3回以上の無断欠席や、課題への自主的参加態度が期待できない場合は、履修を継続することができなくなります。 

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.授業目的、内容、評価、教材など履修上必要なことを理解する。自己紹介を行う。
2.<前半>留学生活全般に必要なスキルを伸ばすために、知識や情報を増やしたり、日本語表現を練習する。
3.学内の必要情報を読み取り、理解するために必要な語彙、表現を理解する。先輩学生と一緒にキャンパスツアーも行う。
4.新しい友人や大学内の教職員と円滑にコミュニケーションするための日本語表現を練習する。
5.チューターの学生と定期的に会い交流するとともに、Eメール交換、ジャーナル交換も行い、異文化交流、相互理解、異文化体験を意識化する。
6.生活上の様々なトラブルへの上手な対処方法を考えたり、新しいネットワーク(友人、知人、利用施設)を広げる。
7.<後半>大学での学生生活に必要なスキルを伸ばす。実際の講義概要、学生便覧を使い、大切な情報を理解する。
8.辞書を使用したり、新聞、雑誌などを読む習慣をつける。
9.資料、書籍などを読んで理解する、内容を要約する、自分の考えを整理してまとめるなどの練習をする。
10.講義を聴いて理解する、ノートを取ったり(メモ、箇条書き)、試験の回答方法を練習する。図書館、インターネットなどを活用して、図書、関連資料、必要な情報の収集方法に習熟する。
11.自立・自律学習(日本語学習上の自分の課題を意識化し、学習目標を設定し、実行し、自己評価する)を習慣化する。
12.数回のビジターセッションを行い、留学生以外の学生と交流する機会を増やす。
13.アンケート調査について学ぶ。実際に各自興味のあるテーマを選び、準備・調査を行い、結果をまとめて発表する。
14.上記学習内容を順を追って行う。