スペイン語基礎I(b) 
 
  
6単位 
1年 
後期 

スペイン語学習においては動詞の活用がきわめて重要であり、スペイン語によるコミュニケーションをとる場合、動詞の語尾活用で人称、数および時制、叙法等が判別できる。したがって動詞の活用は基本的な要素である。スペイン語の言語特徴および言語構造を理解し、読む、聞く、書く、話すという四つの要素を総合的に養うことを目的としている。授業は主として日本人教員が文法・作文を担当し、外国人教員が会話・発話練習を担当する。授業は30人レベルの小クラスで行い、理論と実践を交互に繰り返すことで、スペイン語の基本的表現を身につけることを目標とする。  

評価方法: 六人の教員が各自に行う定期試験および平常試験の評価を総合して判断する。

テキスト名: 田尻陽一、西川喬『初級スペイン語講座』芸林書房、2000年
神田外語大学スペイン語学科『スペイン語作文基礎』2001年
柳沼、トレナド、アルマラス他『プラサ・マヨール』朝日出版社、2003年
テキストは文法用(初級スペイン語講座)、作文用(スペイン語作文基礎)、会話・演習用(プラサ・マヨール)の三種類を用いる。

参考文献: 中岡省治ほか『中級スペイン文法』白水社、1990年

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.再帰動詞の用法(1)
2.再帰動詞の用法(2)
3.無人称表現
4.現在分詞の用法
5.hacerのさまざまな用法(時の経過、天候気候)
6.受動態の用法(se および ser +過去分詞)
7.知覚・使役・放任の動詞
8.接続法現在の用法(1)
9.接続法現在の用法(2)
10.命令法(肯定命令、否定命令)
11.目的格人称代名詞を伴なう命令法
12.再帰動詞の命令法
13.接続法過去と時の一致
14.接続法現在完了および過去完了
15.仮定法(条件文)