交換留学体験記(漢陽大)

 

下田佳奈(20233月〜8月)

 

 私は4年生の前期に韓国の漢陽大学ERICAキャンパスへ1学期間留学しました。実は3年の前期も同じ漢陽大学ERICAキャンパスに留学していました。本当は去年の留学の後同じ大学に編入も考えたのですが、神田外語大学の卒業証書を貰えないのはもったいないと思い急遽、交換留学を申し込みました。2回目の留学ということで、留学前の手続きや大学の制度は全て知っていたので困ることはなかったです。なぜ2回行ったかというと、1学期間の留学はとても短く、韓国の文化に触れて良い人に出会って考え方も視野も広がったのでもっとこの環境で生活したい、経験したいことが沢山あったからです。去年の留学中に1年に延長したいと考えていましたが、学校の制度でできませんでした。

 

2回目の留学として、去年失敗したことを踏まえ改善したり、新しいことにも挑戦するなど去年よりも有意義でレベルアップできるように心がけました。例えば、外国人登録証の申請です。去年は漢陽大学を通してやったのですが、とても時間がかかり帰国1ヶ月前にカードができたので銀行もネット通販もできませんでした。今回は、自分で登録しに行き、3週間でカードを受け取り、すぐに銀行開設とネット通販ができるように手続きを済ませたので過ごしやすくなりました。また、授業も外国人には難しいとされる授業を取り、プレゼンはテストで先生に評価していただいたり、今回は2つのサークルに入り、新たに友好関係を築くことができました。

 

その他にも、授業がない時間には自分で日本語勉強会の場を作り、週22グループとフリートーキングや文法などを教科書を使いながら教えていました。前から日本語を学びたいという人が多く、この学校では日本人がほとんどいないため、会うたびに言われていたのですが、今年やっとこのような場を設けることができました。私は日本語教師の資格があるわけではありませんが、韓国語を勉強している身として韓国人の立場から見た日本語の難しさは大体わかるので、自分のできる範囲で教えて理解してくれた時は特に嬉しかったです。留学において、文化に適応することや異文化理解をすることは大切です。しかし、自分の国に誇りを持つことも忘れてはいけないと思います。去年は日本のことを全然知らないまま答えられないことがあったのですが、今回は特に韓国文化を理解しながら日本人としてのアイデンティティを持って韓国人と接し、日本のことを教えたり、日本人のマインドを忘れず行動できたと思っています。海外に行って慣れると忘れがちな部分ですが、海外の方と接する中で大切なことなのだと思います。

 

留学は不安が付き物ですが、私でも韓国で沢山の友人を作り、今回は特に1回目の留学で作った友達とキャンパスライフを送れるのも、またこの大学で勉強できるのも嬉しかったです。さらに成長もできましたし、自信もついて、何よりいい思い出ができました。そして今でも友達とカカオトークやインスタで繋がっていて、韓国に会いに行ったり、日本に会いに来てくれたりする仲になりました。留学は「恐れずに挑戦すること」が、留学先で過ごす日々に変化をもたらすと思います。何も変化がなくただただ1日を過ごすのはもったいないです!両親や先生方のおかげということも忘れずに、思いっきり挑戦して楽しんでください!

 


丸山凛佳(20223月〜202212月)

 

 私は20223月から12月まで漢陽大学に交換留学生として留学していました。

 留学して最も良かったと思うことは、様々な国出身の友人ができたことです。新しい人と出会い、人脈が広がり、新しい体験をするなど日々新鮮で刺激的な毎日でした。様々な人と関わることで価値観が広がり、今までの人生の中で自分自身に一番変化があった時期だったと思います。ですが、友人作りに初めはとても苦労しました。当たり前ですが自分からきっかけを作らなければ新しい出会いもないわけで、人見知りの私はとても苦労しました。ですが、韓国人の特徴として友人を紹介する文化があり、一人友人を作ってからは人脈も意外と簡単に広げられたと思います。

 また、留学中はこうしてできた友人たちに助けられることが多かったです。授業内容について、学祭などのイベントごとについて、留学生向けの手続きなどの情報についてなど、役に立つ情報を友人から得ることが多くとても助かりました。留学中は分からないことも多く、特にコロナ禍でイレギュラーなことも多かったので、人脈は広げるだけ広げておいて損はなかったなと感じました。

 漢陽大学の特徴としては大学の規模がとても大きいことです。生徒数が多くキャンパスも広々としていました。そのため学祭も豪華で学生の盛り上がりもすごく、とても楽しかったです。また、学校は立地もよく駅と大学が直結していたので交通もとても便利でした。唯一のデメリットは、坂や階段が多く移動がとても大変なことだと思います。勾配がきついので電動キックボードで移動している学生もいるほどでした。

 次に授業についてです。私は学部授業を聞いていました。外国人向けの授業と普通の授業を半々くらい取っていました。外国人向けの授業は、聞き取りやすいように講義をしてくれるので特に難しさは感じませんでした。ですが、普通の授業は話すスピードが早く、内容も難しかったので勉強量がそれなりに必要で大変でした。ですが、理解できないということはなく予習復習をしっかりすれば十分についていけました。私は語学堂には通っていませんでしたが、友人の話によると日本人が多い印象でした。韓国人の学生と関わりたい場合には語学堂留学は向いていないかなと思います。

 最後に、留学前はコロナ禍での留学ということもあり不安要素が多かったですが、実際行って帰ってきた今は楽しい思い出ばかりです。大学4年間の中で最も濃い1年になり、漢陽大学に留学して良かったと思います。


下田佳奈(20223月〜20228月)

  私は3年生の前期に韓国の漢陽大学ERICAキャンパスへ1学期留学していました。ここはソウルから電車で50分くらいする安山市というところです。神田外語大学からERICAキャンパスへ派遣するのは私が初めてで、神田外語大学の友達も皆ソウルの大学だったり、海外へ行くことすら初めてだったり、行く前は楽しみと不安でいっぱいでした。

 行ってからはコロナのため、7日間隔離してから入寮しました。大学に着いたら1人も友達がいなくて緊張していました。初めてできた友達がルームメイトで、ドイツ人だったのですが、ルームメイトとは英語で会話するしかなかったので、英語が苦手な私には少し大変でした。

 初めての授業の時、韓国人の友達を作りたかった私は必ず話しかけようと決心して学校に行きました。授業終わりに後ろの席の子に話しかけたら、日本人の友達ができて嬉しいと言ってくれて、一緒にご飯に行ったり、サークルも紹介してくれたりました。

 そのサークルの入って沢山の友達ができ、サークルの発表会に出たり、合宿に行ったり、とても楽しい生活でした。

テスト期間は、毎日カフェや図書館で勉強したり、徹夜したりする日々でした。韓国の学生はいつも熱心に勉強していて改めて韓国の勉強への意識の高さを感じました。

また、ERICAキャンパスには日本人留学生がほとんどおらず、日本人と言うと皆興味を持ってくれて、「日本の歌やアニメ好きだよ」など沢山話かけてくれて、私も嬉しかったです。他にも、わからない韓国語や理解できない授業があったら全部簡単な韓国語で説明してくれたり、文化やマナーについても教えてくれる方が多かったです。日韓関係は良くなくても人と人は違うことを実感したし、とても親切で優しい方が多かったです。

韓国に直接行ってみないとわからない文化や現地の人がよく使う言葉、生活してみて気づく点が多く、一人で何かをするということも初めてだったので、良い経験になったし、成長できたと思います。


小山莉佳(20218月〜20222月)

私は、3年の後期に韓国の漢陽大学に留学をしました。なかなか治らないコロナによって留学の直前まで行けるかどうかわからない状況であったり、PCR検査や隔離など不安なことも多くありました。しかし、このような状況下の留学だからこそ得たものもたくさんありました。

一つは、積極性です。コロナ禍だったため留学先の授業は最後までオンラインで行われました。そのため友達を作る機会がなく自分から外に出るしかありませんでした。普段の私は消極的でつい部屋に篭もりがちな性格でしたが留学先では、プログラムに参加し韓国人だけではなく色々な国の友達ができたり、念願だったダンススクールに通ってみたりと自ら行動を起こすようになりました。

もう一は、人を頼ることと周りの人たちに感謝をするということです。私は、元々自分だけで解決しようとする性格でした。しかし、留学中は初めての一人暮らしや言語の壁もあり一人では解決できないこともありました。そんな時、わからないことは正直に言ってみたり、友達に相談することで案外簡単に解決できることがわりました。また、この留学を通して、私を支えてくれる人がたくさんいるということを実感しそれが当たり前だとは思わず感謝しなければいけないことだと感じました。

留学は大変なこともありますが言語を学ぶ以上に自分にとってプラスになることを多く学べます。少しでも挑戦してみたいという気持ちがあるのなら迷わずやってみるほうが自分のためになると思います。