異文化コミュニケーション研究所
    Intercultural Communication Institute

 
所員・研究員近著

 

「グローバル・エシックス構想に向けて」
『グローバル・エシックスを考える
−「九・一一」後の世界と倫理』


 寺田俊郎・舟場保之 編著

第5章 グローバル・エシックス構想に向けて
ギブソン松井佳子

梓出版社
2008年10月発行

まえがき
 
第1部 グローバル・エシックスへの視角

第1章 グローバル・エシックスとは何か (寺田俊郎)

第2章 「グローバル・エシックスとは何か」をどのように問うのか (舟場保之)

第3章 「人間」は何を(不)可能にしてきたのか (井桁 碧)
      ―グローバル・エシックスを遠望する―
 
第2部 普遍性と個別性

第4章 グローバル・エシックスと「人権」 (青山治城)

第5章 グローバル・エシックス構想に向けて (ギブソン松井佳子)
      ―普遍主義と個別主義の二元論の調停の試み―
  
   1. グローバル化時代の〈普遍〉と〈個別〉をいかに考えるべきか   
   2. 〈自由〉の原理
   3. 討議倫理(discourse ethics)の可能性
   4. ベンハビブの〈普遍〉と〈個別〉の調停
   5. 結びに代えて―ヌスバウムの〈コスモポリタニズム〉と〈愛国心〉

第6章 〈共生〉の「可能性の条件」をめぐって (山根雄一郎)
      ―チェルノヴィッツを鏡としてカントを読む―
 
第7章 近代日本の道徳とグローバル・エシックスの問題 (大橋容一郎)
      ―教育勅語の倫理性格についての研究―
 
 
第3部 国家と暴力

第8章 狼はいかにして羊になるのか (福田俊章)
      ―ホッブズ国家論を読む―

第9章 家族の限界・国家の限界 または自然の捏造 (石川伊織)

第10章 カントとテロリズム (小野原雅夫)
 
第4部 正義と和解

第11章 和解の不在に寄せる試論 (石川 求)

第12章 グローバル・エシックスの視点から戦後日本のフェミニズムを考える (大越愛子)

第13章 「九・一一」その後の〈語り〉 (伊藤博美)
      ―グローバル・エシックス形成の場となるケアリングを観点として
 
第5部 環境と経済

第14章 グローバル化する都市生活における環境倫理 (御子柴善之)

第15章 租税制度と正義の実現の可能性 (牧野英二)
      ―グローバル・エシックスとリージョナル・エシックスとの間―
 

あとがき

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