異文化コミュニケーション研究所
Intercultural Communication Institute
変容する異文化接触場面と
グローバリゼーションの行方
実施期間
2009年9月〜2012年3月
代表者名
Sau Kuen FAN
(本学国際コミュニケーション学科・教授)
研究分担者
石田 由美子
(ベトナム ホーチミン市師範大学日本語学科講師)
高 民定
(千葉大学文学部・准教授)
斎藤 真美
(大東文化大学国際交流センター非常勤講師)
中川 康弘
(首都大学東京大学院博士課程)
村岡 英裕
(千葉大学文学部・教授)
研究概要
本研究は、グローバリゼーションの浸透とともに日本滞在が長期化しつつある外国人の言語問題(コミュニケーション問題を含む)に対する言語教育、言語政策を考えるための理論的な枠組を構築することを目的とする。外国人の言語問題に関しては従来、マクロな視点からは言語政策、移民教育、多文化共生社会の枠組で、またミクロな視点からは異文化コミュニケーションあるいは接触場面研究の枠組で扱われてきた。
本研究では、従来、「日本語母語話者―日本語非母語話者」という範疇から研究されることの多かった接触場面研究に対して、そうした範疇に収まりきらない外国人居住者(例えば、日本語を含む複数の言語を日常的に使用する人、あるいは日本語を使用しない人)の言語問題を「接触場面の変容」として捉え直す。また、彼らの出身地域における言語環境の特徴を考慮し、特定の言語環境に影響を受けた1人の言語使用者としての外国人の言語問題を扱う、ミクロとマクロの両方の視点を取り入れた接触場面の新たな枠組を創出する。
過去の講演会
・言語管理研究会 特別講演会
「中央ヨーロッパと接触場面の変容」
(2011年3月開催)
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