小 林 美代子 助教授  Ph.D.(Thames Valley University)

応用言語学 英語教育学 言語評価論



 これまで、主として、言語テストの妥当性に関心をもってきました。中でも、読解力テストに用いられるテキストがテストの結果に及ぼす影響について研究してきました。テストは、学習者の到達度・習熟度を測定するのみならず、教育効果や教材の成否を判断する基準ともなります。さらに、応用言語学の広範な実証的研究においても、言語テストは、教育効果を測定するための不可欠の道具となっています。このように多くの重要な判断の基準になる言語テストが、測定すべき言語能力を正確に測定できていなければ、それに基づく判断も間違ったものになってしまいます。測定すべき能力をきちんと測定しているかどうかを検証するのがテストの妥当性の研究です。妥当性に影響を及ぼす様々な因子を特定していくことで、よりよいテスト作りに貢献したいと考えています。



2003. Diversifying Instructional Contexts: An Evaluation of the ScienceAcross Europe Programme. Scientific Approaches to Language (神田外語大学言語科学研究センター紀要) 2. 171-188.

2002. Cloze Tests Revisited: Exploring Item Characteristics with Special Attention to Scoring Methods. Modern Language Journal 86 .4:571-586.

2002. Method effects on reading comprehension test performance: text organization and response format. Language Testing 19.2:193-220
(International Language Testing Association 2002 Best Paper Award
受賞)