教育ローン情報(参考情報)
教育資金が十分に準備できないまま大学院入学を迎え、教育資金不足に陥ったときには、不足分を補う手段として、教育ローン(公的または民間型)を利用する方法もあります。
【公的教育ローン】
●奨学金
日本学生支援機構(旧日本育英会)の貸与型奨学金は、奨学金という名称ですが、返済を要する貸与ですから、実質は、公的なローンです。貸付には、無利子・有利子があります。一定以上の成績が求められ、本人及び家計の年収に上限などが設けられているため、利用したくても利用できない場合もあります。
●公的教育ローン
公的なローン制度の代表は、国が実施する、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」です。
金利は固定金利で、別途保証料の負担があります(連帯保証人をたてる場合は保証料は不要になります)。融資額:最高300万円ですが、海外の大学・大学院へ進学する場合は最高450万円となります。
【民間教育ローン】
奨学金や公的教育ローンが利用できない、あるいは不十分という人には、民間の教育ローンがあります。
●民間教育ローン
労働金庫や銀行、JAなどが扱っています。無担保と有担保、固定金利と変動金利があるほか、子供が就職した後に子供自身が返済を引き継ぐ「親子リレー返済」が利用できる金融機関もあります。
融資金額や資金使途の自由度が高く、商品内容にバリエーションがある点が特徴です。幼稚園入園からでも利用できたり、借入上限額が高いのも特徴です。融資までのスピードが速くて手続きも比較的、簡単です。
公的ローンより金利は高めですが、取引状況に応じた金利優遇があったり、シーズンになると金利優遇キャンペーンが行なわれる金融機関もあります。ただし、融資条件として世帯年収の下限や、保護者の年齢に制限がある場合もあります。
【民間教育ローン選びのポイント】
1.金利(金利優遇キャンペーン等も要確認)
できるだけ低い方がいいのは当然です。金利と同時に、固定金利か変動金利かも確認しましょう。変動は、適用金利が変わって返済額が増える可能性があることを考えると、多少金利が高くても固定金利で借りる方がいいでしょう。
2.返済方法
在学中は金利返済のみにしたいなら、「元金据置期間」があるタイプを選びましょう。そうしたニーズに合った返済方法ができる商品かどうかの確認が必要です。まれに、親子リレー返済ができるタイプもあるので、希望する人はその点もチェックしましょう。
3.最長借入期間や借入上限額
教育ローンは300万円程度までで、期間も10年が中心ですが、商品によってはそうでないものもあります。何年くらいで返す予定か、いくら借りる予定なのかによって、利用できるローンが限られる場合もあります。その点についても、確認しましょう。
4.繰上返済(臨時返済)は可能かどうか?
銀行系の場合は、教育ローンでも繰上返済が可能な場合が多いようです。繰上返済の手数料はどれくらいかかるのかも含め、あらかじめ確認しておきましょう。
【教育ローンの探し方】
・公的教育ローンを検討する。これがまず最初です。
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・利用できない、あるいはそれでは間に合わない人は…民間の教育ローンを検討してみましょう。具体的には、メインバンクやサブバンクの教育ローンを当たってみましょう。
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・なかなか見つからない、よく分からない場合は、以下の代表的な教育ローンを見てみましょう。
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・学費の振込みが迫っているなど、時間がない場合は、ご父母のカードローンで、一時的に資金を借りて、後で、教育ローンを受けるという方法もあります。
【民間の教育ローン情報】
教育ローンを時期によってはキャンペーン期間として金利等を有利にしている場合があります。オンラインから予備審査を受けられるので、何行かの審査を受け、一番条件のいいところを利用するという方法もあります。
● 中央労働金庫 教育ローン
● 常陽銀行 教育ローン
● 東京都民銀行 教育ローン
● 損保ジャパン 教育ローン
【低金利のカードローン情報】
■みずほ銀行カードローン
■三菱東京UFJ銀行カードローン 「BANQUIC(バンクイック)」
(2014年9月17日更新)
(参考)
学生向けクレジットカード