授業名 | 英語学研究(現代英文法) 現代英米語における統語法の実証的研究 (通年) |
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担当教員 | 久泉 鶴雄/HISAIZUMI TSURUO | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業内容 | 現代英米語の文法規則を重点的に取り上げて、その実態を少し詳しく研究する。 日頃気になっている重要な文法事項をじっくり調べて、基底に横たわる法則性を体系的に把握し、今後の言語研究に役立てたり、英語運用能力の向上の一助にしようという計画である。 したがって、授業内容は英語の統語規則を支える言語事実の把握と、その事実をたばねる規則の研究となる。 一昨年度はmulti-word verbsの中のphrasal verbsについて、少し詳しく研究して得るところが大であった。昨年度は日本語の感覚では表現に抵抗感が強く感じられる英語の無生名詞主語構文の実態について、少しばかりの洞察を行ったが、まだ勉強不足の感がある。英語では<行為主と行為>という文の意味構造が確立しているために、行為主として機能する力のない人間以外の項までが、行為主のような特性を与えられてしばしば主語となる。しかし、無生名詞主語構文は<行為主と行為>という意味構造のみに起こるのであろうか。 今年度は無生名詞主語構文の本質をもっと探るために、他動詞だけでなく自動詞について、また、人間主語をとるdynamic verbs以外の動詞がその意味の特徴から、無生名詞主語構文を取る可能性について、調べることにする。無生名詞構文の定義も検討する必要があると思われる。 |
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テキスト・ 参考文献 |
Beth Levin, English Verb Classes and Alternations, The University of Chicago Press, 1993 田島 穆(きよし)『「英語の無生名詞主語構文について」(宇都宮大學紀要)』宇都宮大學 |
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成績評価の方法 | 授業中の平常点とレポートで成績を評価する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
注意事項 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業計画 |
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