研究科の特色


 本研究科では、人間言語の科学的研究および、外国語としての英語・日本語の習得と教育にかかわる高度な研究を、その分野で優れた業績をもつ教授陣のもとで行っています。また、授業科目も豊富に開講されていて、少人数のクラスできめ細かな教育が行われています。
 担当教員のなかには英語を母語とする研究者も多数含まれていますので、専門的な理論の研究を行っていく中で、英語の実践的能力を高める訓練も自然なかたちで行われています。

 大学院には院生研究室が設置され、個人の研究スペースが確保されています。また、院生専用の図書資料室やコンピュータルーム等もあり、恵まれた環境のなかで院生は自由な研究生活を楽しむことができます。

 さらに、平成13年4月からは本学大学院の附属施設として言語科学研究センター(CLSが設置され、大学院教育をサポートする体制が強化されました。

修士課程と博士後期課程


 本研究科は博士前期課程(修士課程)と博士後期課程(博士課程)とから成り立っています。

 英語学専攻と日本語学専攻から成る修士課程は、研究者養成をめざすと同時に、高度な専門性を有する職業人の養成を目指しています。専門的職業人を目指す人には、修士論文に代わる修士研究報告の提出によって修士号を取得する方法もあり、積極的に活用されています。
専攻は入学時に決めますが、コース(研究領域)の選択は入学後に自由に決めることが出来ますし、コースの変更も可能です。
また、所属する専攻に関係なく、一定の条件を満たすことで、英語の専修免許を取得することができます。さらに、必要な要件を満たせば、日本語教育教員養成プログラム修了証が大学から与えられます。

 入試には、一般入試のほかにキャリア入試(社会人、英語教員、日本語教員対照対象)や外国人留学生特別入試の制度が設けられています。さらに、科目等履修生として本学大学院で学んだ人が正規の学生として入学してくる事例も見られます。

 博士後期課程は、言語科学の専門的な研究者養成を主たるねらいとするもので、学内外の修士課程修了者およびそれと同等の学力を有すると認定された人に広く門戸が開かれています。